ソフトバンクのCMがいじめを助長する?ニンテンドーDSだって・・

確かに放映当初から何か引っかかるCMだとは感じていましたが、その前に、何でもゼロ円と誤解されるCMを流してお咎めを受けた後なので、私は初め、ゼロ円には「時間帯」と「相手の携帯会社」に制限があることをわかりやすく表現しようとしたCMという風に見ていました。
でも「いいよ。私にかけるとお金がかかるし・・」とつぶやく女の子を見ていると、いじめを連想することも確かです。
もう少し、いい表現の仕方がなかったのでしょうか。インパクトがあってマイナスイメージでも話題になればいいというのがソフトバンクのポリシーなのでしょうか?


でもこういった「仲間はずれ」を助長しているのは携帯電話だけではないと思います。
ニンテンドーDSの通信機能、同じゲームを持っている人しか一緒に遊ばないという状況を生み出していると言えないでしょうか?
メーカーからすれば、友達に仲間はずれにされないためにでも買ってもらえればOKって感じ。むしろそういう機能をつけることでより多くを売ることができると。
その最初のヒットはゲームボーイの「ポケモン」だったかと思います。
今でも「ポケモン」はその商法でヒットを続けています。
それまでのRPGは、記録の書は複数作れたので、ひとつのソフトを何人かで遊ぶこともできました。
けれども「ポケモン」はひとつのソフトで一人しか遊べない。
しかも「緑」と「赤」と出てくるポケモンに差があるので、一人であるいは兄弟で両方を買った人もたくさんいたと思います。
それから通信機能で友達と対戦したり交換したりできるので、仲間はずれにされたくなくて親にねだって買ってもらった子供もいたでしょう。
一人プレイで黙々とポケモンを集めていくだけのゲームだったら、いかにポケモンがかわいくても、あれほどヒットはしなかったと思います。
コミュニケーションが深まるということは反面、排他的になる恐れもあります。
子供に人気のある任天堂は子供社会に大きな影響を与えているような気がします。

11日から全国のテレビ局で放送されている同社の「ゴールドプラン」のCM。女子大生4人が登場し、「試合の件は電話して」「いいよ。私にかけるとお金がかかるし」「あ、そっか。ソフトバンクじゃないんだ」などと会話する。さらに、料金の説明とともに「友達は大切に」というテロップを流している。同社は苦情件数を公表していないが、「いろいろなご意見はいただいている」と話す。

 日本広告審査機構(JARO)には、「いじめを助長する」「やりすぎ」などの苦情が相次いでいるという。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061224k0000m040081000c.html