この頃のネットオークションに思うことその1

数年前からネットオークションには結構お世話になっています。
どこに売っているかわからないような物も、キーワード検索するだけで出てきて、日本のどこにいても買えるって、本当に便利です。
製造中止になったような物のアクセサリーも、だれかが持っていて、出品していてくれるので、助かることもあります。
それから、不要になったものもゴミにして資源の無駄や環境破壊の元にならないよう、必要な人に譲ってさらに使ってもらうことができ、自分も購入時の資金をいくらか回収することができます。


そういう風に、ネットオークションはリサイクルという良い面があると同時に、金儲けの手段にもなり得るので、流通にゆがみを生じさせることもあります。
先日書いたように、ネットオークションでの転売目的で買う人がいるために、実際に使う人が払う対価の一部がメーカーではなく、転売する人の手に渡っているのです。
それでも、今回のPS3は発売数が非常に少なく、ネットショップへの割り当ても少なく、都市部の一部の量販店でしか手に入らなかったようなので、地方の人でどうしてもそれが欲しかったら定価の倍近い金額を出しても、手に入れたいと思う場合があるのは、それなりに理解できるような気がします。
交通費を払い、徹夜で並ぶということをしなくても、パソコンでクリックするだけで、手に入ってしまうのですから。
メーカーも転売屋を仲買人と認めているのかもしれないとさえ思います。
とりあえず、作ったら作っただけ売れていくのですから、メーカーの利益が少なくても、売れ残る心配はないです。
品薄状態=人気がある ということになり、PRにもなります。


本当にネットオークションは需要と供給の関係が顕著にみられるところで、メーカーが想定した値段よりも高くも安くもなり、色々な目的で使える、新しい商取引の場と言えるでしょう。