M2PlusからPDA版メディクイックブックPART1 2005 発売

http://www.m2plus.com/mproducts/mquick1/mquick1.html

“患者さんへの薬の説明”として定評のある書籍「メディクイックブック
  PART1 2005」(監修 水島裕、編集 鈴木康夫、金原出版)のPDA版です。
  書籍収載の約500の「薬の説明」をすべて収録。約10,000剤の一般名、商
  品名、薬価、先発後発品種別も独自に収録しました。 さらに、QRコードにより患者さんの携帯電話へ「薬の説明書」として提供できます。

発売は6月6日ですが、試用版が公開されているので、試用してみました。
患者さんへの薬の説明としてだけでなく、医療関係者にとっても薬に対する知識の確認に役立ちそうです。
同じ内容の薬で薬価を比べたり、「今日の治療薬」との連携もあったり、自分で書いたメモを付け加えたりできます。

新しいのはQRコードが掲載されていることで、そのURLを携帯電話で読み取ってもらうことで、後で患者さんにアクセスして説明を読んでもらうこともできます。(通信料が必要)
この点に関しては、携帯電話の使用が限られる病院内では難しいでしょうし、実際に患者さんに勧めるタイミングや方法も難しそうです。
むしろ、QRコードの利用法としては、薬と一緒に患者さんに渡している簡単な説明の紙があるので、それにQRコードも印刷して、詳しく知りたい場合はそれを読み込んでアクセスするっていうサービスがあるといいのにと思いました。

メディクイックブック自体はわかりやすい言葉で書かれているので、一般の方が購入して自分のもらった薬の飲み方がまちがっていないか、確認するのもいいでしょう。
けれども、医師の処方の目的はこのような書籍に書かれているとおりとは限りませんので、むやみに副作用を恐れて服用をやめないように。不審なことがありましたら、担当の医師に相談するようにしてください。