薬暦手帳ーPDAによる薬暦管理と服薬指導

今日の研修会で電子薬暦のシステムの話がありました。
主にPCでの薬暦保存と検索についてでしたが、CASIOからはPDA(CASSIOPEIA E-2000)を使って、医薬品の添付文章の検索と患者さんの薬暦検索から相互作用の検索もできるというシステムの話でした。
http://w3.cjnet.co.jp/pharmacy/
私の勤める薬局ではレセプト、指導文書の印刷などはPCでやっていますが、薬暦は手書きです。
薬暦をデジタル化するかどうかは私には権限がありませんが、このPDAによる相互作用の検索は便利だなと思いました。それに副作用も医学用語だけではなく患者さんの言葉でも記載されており、服薬指導に役立ちそうです。
でもこの辞書システムだけでもカシオペアのレンタル料含めて月5500円とか。しかも新薬の記載とかによる更新は別料金。
辞書内容に医師の方々の協力料金が含まれているからこの値段になるということですが、最近のPDAの値段から考えると割高な気がします。
在宅訪問指導とか、時間外指導とかが多い薬局なら使用頻度も高く、相応の価値がありそうですが。
CLIE用にもこんな辞書があって、もっと安ければ・・。
「今日の治療薬PDA用」でもそこそこ使えるのですが、複数の薬剤名を入れて、それらの間の相互作用は?って検索はできません。
それに内容のコピペができないというのも、残念な点です。
またKDICの医薬品辞書はフリーながら更新も頻繁にして下さっているので、ありがたいのですが、副作用と相互作用の項は省かれているので、実用には物足りない感じです。
PDAの辞書というのはビジネスでは使える分野って気がしますが、専門分野の辞書は需要が少ないからか、満足できる機能とデータ量で、安価でというのはまだ無理な希望のようです。